鳩舎概要 - パートナー

ブッチ&プリセラ シュープ、フレッド、ミス・スカイ キング
(Butch- Pricella Shoop、Fred、Ms. Sky King)



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    テキサス州デントンに住むブッチは、じっと耐えられる人ではありません。そんな彼の生活を愛し、鳩に対する情熱を支えてきたのがプリセラでした。彼の鳩キチガイには文句があるようでしたが。文句を言いながらも支え続けています。

ブッチは、第一級の法執行官で、テキサス州公立野生生物保護局の常駐管理官も兼任しています。つまり、40個所以上の猟区管理者を監督する立場にあるのです。密猟から殺人事件の捜査と管轄範囲は広く、あのウェイコ事件を目にし、ハリケーン・カタリナの被害地にも出動しています。彼は向かった先々で、その
必要が無い時でも、泥の中にカウボーイブーツで足跡を残すのでした。でも、それはまた別の物語です。

ブッチは、「ウェッへ」と呼ぶ鳩を手がけています。ただ、中にはカトリス系が混じっていることを認めてもいますが。この基礎鳩となったものが「レオン コック」です。鳩たちは小から中型で、多くは、灰二引からところどころ赤が混じった灰ゴマ。羽は柔らかくしなやかで、風切り羽がぎゅっとまとまっています。バランスは幾らか前方にあり、短頭型です。短距離から長距離向き、また若鳩から成鳩まで揃っています。ブッチは細かい部分まで目を配り、厳しく選定しています。    

ブッチとともにウェッへ系統を手がけるのがフレッド。同じ基礎鳩や、ヘッケンクラックなどの別の鳩から第一級の鳩を作出しています。代表作は、スカイキングおよびミス・スカイキング。ジミー・デュランテは、レースでミス・スカイキングを目にし、強く惹かれたそうです。

フレッドは、ブッチに足りない辛抱強さを補っています。テキサスはグランド プレーリー(ダラス)の実業家で、御影石の調理台などを扱うテキサス カウンタートップ社を所有。テキサス地区のホームデポへ調理台を納品、さらに他州への事業展開も図っています。

フレッドは「エネルギーの塊」で、事業活動は巨大なものになっています。一方で、彼が傾ける情熱の先は、鳩レース。鳩舎やエサ、保管の衛生状態に関しては、かすかなゴミも見過ごさないほどのこだわりようです。レースでブッチに勝つことが当面の目標。常に、クラブや多くの仕事を抱え、さらにはワールド・オブ・ウィングス理事のような役目にも就いています。
    
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    フレッドとブッチは大の親友同士。彼らが論戦を繰り広げている場面は実に圧巻です。それは、人から見ると罵り合っているふうに見えますが、決して攻撃ではなく、お互いを信じあっているからこそできることです。

フレッドは、約30件の鳩舎に混じってダラス コンバインに参加。ブッチはデントン−AUに参戦しています。また、彼らは50〜70件の鳩舎が集まって行われたノーステキサス コンコースにも参加しました。テキサス、オースチンのドン バーカーとクエスト シンジケートは2005年以来、スカイキング、ミス・スカイキング、Bシュー
プ、Pシュープ、シュープ&キングといった鳩を作出しています。翔績はどれも素晴らしく、米国レース鳩ユニオンのホームページ(http://www.pigeon.ord)に掲載されています。

ドン・バーカー
(Don Barker)


ドンはオースチン在住の実業家。彼が経営する「バーカー・ルーフィング」は2個所にオフィスを持ち、大勢の社員を抱えています。ドンは今、クエスト シンジケートに真の企業家精神を植え付けようという考えにとらわれています。彼は、「枠にはまらない」考え方をし、行動をします。それは、鳩事業にも現れています。例えば、栄養学を学び、カナダ産穀類を使って独自のエサを調合しました。結果的に、これが彼のクラブやクエスト シンジケートに成功をもたらしたのです。このエサを、やはり彼の発案である、エース ビジョンレースにも導入しています。     
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ドンは、チャンピオン鳩の交配を学んでいます。このきっかけとなったのが、60年代、彼が若い頃の鳩レースでした。グリズルの雌と9世代上の息子との交配を試しました。ドンは、近親交配や系統繁殖戦略は一歩間違えると、悲惨な結末になると考えています。子はどれも飛ばして試す必要があります。そうでないと、「怪しげなもの」を見ることになるというのです。彼は、1968年から1992年まで鳩レースから離れ、その間、牧牛経営に没頭しました。スイスから牛を輸入し、交配に対する考えをその事業に生かして成功を勝ち取ったのです。生まれた子は成功するという根拠で、系統繁殖、近親交配を行いました。ドンは、厳しい選定において、ブッチに引けを取りません。

ドンは、I-35コンバインやテキサス レーシング ピジョン クラブのレースに参加しています。クラブハウスを彼の所有地内に設置してあります。彼は非常に優秀な競技者であり、2006年の成鳩シーズンにも積極的に参加しています。

大きな賞金がかかったワンロフトレースの参加に情熱を注ぎ込んでいます。クエスト シンジケートに加わってから、ヨーロッパ
    
レース イングランド、ミリオン ダラー サウス アフリカ レース、ノース シーシルト(ドイツ)、テネリフェ・カナリア諸島レース(スペイン)に多くの鳩を送り込みました。シンジケート クエストは、アメリカ国内のあまたのレース、例えば、ワールド エース ビジョン、ベガス クラシック、ワールド トレード センター、エスポジト イーストコースト チャレンジ、デントン チャレンジ、サンディエゴ クラシック、トリプル クラウン クラシック、スノー バード、CBSメルセデス、テキサス シュートアウト、USオープン、フラミンゴ インターナショナルなどで精彩を放つ存在になっています。


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    また、クエスト シンジケートは、地区で好成績を上げること、そしてそうした鳩の繁殖を目標にしています。ただ、これはドンが語る目標の一部でしかありません。

ドンは、鳩レースの新人を育てレース界に留めることが必要だという強い考えを持っています。繁殖家ではなく、レーサーのみを、シニアメンバーの庇護の下、小さいがきちんと機能した鳩舎で育成すべきだというのです。新人が勝つ喜びを謳歌し、競争心をあおるよう、小型の鳩舎や優秀な鳩を与えることも提案しています。その後で、新人は自由に鳩を買い試してみることを薦め
ています。

ドンはマイク・ガナスに優秀鳩を求め、入手しています。例えば、ターミネーターの仔、アビエーター、ヘラクレス、トッポ、アメリカス ファースト ヴィタキングなどがそうです。彼の自慢はホフケン系統。ベルギーやオランダにまで足を伸ばし、じかに自分で選定しています。また、バリー ユーからも一級クラスを手に入れました。その中には、バリーが返して欲しいと思っているものもいます。

賞金のかかったワン ロフト レースでも成功をおさめています。この中で、有名な鳩が「ベガスペア」です。その繁殖成績も目を見張るものがあります。例えば、仔や孫には、チャンピオン バード2003ベガス コンバインで優勝、184,000ドルを稼ぎ、25,600ドルで売却できたものや、また、テキサス センター コンベンションで優勝。7,000ドルを勝ち取った鳩もいます。ベガス クラシック2003では6位に入り、52,000ドルを稼いで、9,900ドルの売値がついた鳩など数限りありません。こうしたペアの交配鳩からも、フレッド    
が勝ち取ったサウスウエスト ヒュチュリティの優勝など、受賞鳩を続々輩出しています。

クエスト シンジケートはドン バーカーのおかげで成功したといっても過言ではありません。

リチャード カス(ネバダ州ラスベガス)
(Richard Cass - Las Vegas, Nevada)



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    リチャードは自分自身をクエスト ウエスト、また他のパートナーを「東部人」と呼んでいます。リチャードがクエスト シンジケートに参入したのは2006年のことで、きっかけはマイク ガナスの薦めによるものでした。以前は、アリゾナ州ツーソンにあるデザート ビュー ロフトで活動しています。デザート ビューはサウスアフリカなどの国際舞台で、優勝を始めとする数々の賞を受賞していました。中でも、ダービー/テネリフェ/カタリナ諸島を3時間飛ぶという離れ業もやってのけています。その他、2006サウス アフリカ予選で5位、15位受賞。また、国際ドイツ シルトレースでも入賞を果たしています。リチャードの鳩たちも、トリプル クラウン、フラミンゴ インターナショナル、アメリカ キングカップなどのレースで、賞金を稼いでいます。
リチャードはキャリアを積んだ後、2002年後半に鳩レース界に戻り、鳩ビジネスを始めました。ラスベガスの環境は、鳩たちの終の棲家にはならず、ウエストに参加し鳩の育成に努めることになりました。

リチャードはアリゾナのツーソンでレース界に参入しましたが、そこでファブリーという優秀な系統を得ました。アート・ロコールの
    
ジョージ、ビクター ファブリー、ファブリー愛好家から譲り受けたのです。彼のファブリー系は、中距離で素晴らしい成績を収めました。日本を始めとし世界各国から愛好家が集まるオークションでもこうした鳩を手に入れています。

リチャードは再び鳩の魅力の虜となり、ヨーロッパ中をじっくり調べまわってから、多くの系統を購入しました。彼が探した系統は、1.近代に生まれ、2.異種交配による優秀鳩で、3.代々チャンピオンが出る系統の強い遺伝子を持つもの、あるいは近親交配といったものでした。アールデンおよびヤンセン系はかなり一般的で、特殊性はなくなりました。

リチャードは、ガビー・ファンデンアベールとヌーエン・パーセン・カトリスを選んでいます。こうした選択の理由も、それ自体で物語になります。リチャードは、自分の調査結果を2つの記事にまとめ、当サイトのリンク先(英語のみ)で発表しています。主に、当日帰還の長距離レース用にはファンデンアベールを、また超長距離用にはヌーエン・パーセンを選んでいます。

ファンデンアベールの一部は、大体がマイク・ガナスの支援を受け、アメリカに入ってきました。ヌーエン・パーセン系は新しかったので、リチャードがアメリカに導入したことは賞賛に値します。マイク・ガナス、ガビー・ファンデンアベール、ヌーエン・パーセンとの交流によって、トップレーサー鳩や種鳩を購入できたことは、リチャードに大きなメリットとなりました。こうした系統は現代のもので、成功を手中にしていますが、代表的系統になる日も近いでしょう。クエストの歩みの一部として、リチャードの持つ鳩は鳩の中でもコンテンポラリであり、ヌーエン・パー
センやガビーに成功をもたらしています。ガビー血統にはプロビンシャル オリンズ2006で優勝した鳩があり、ブールジュN2006の1歳鳩部門で11,000羽中1位に輝いたファンデンアベール系Gommaire Verbruggenの仔の全姉妹とジェームス・ボンドの交配で生まれました。ヌーエン・パーセンの方は、ベルギーで行われる500kレースの結果が待たれます。